怪談新耳袋 劇場版 幽霊マンション
(C)2005 怪談新耳袋劇場版製作委員会/BS-i/キングレコード
劇場版第2作。
古びたマンションに17歳の大和愛美と、フリーライターの父・充が引っ越してきた。2年前に交通事故で母親が死に、その思い出が詰まった家を売っての引越しである。父親はかつてスクープの記事などで活躍していたが、母の死以来、酒びたりの日々。そのマンションには何か変なところがあった。マンションに住むものたちは、午前0時までにマンションの前に引かれた白線の内側に帰ってこなくてはならない、という規則がある。このマンションには、かつてのオーナーの娘の霊がとりついていた。30年ほど前、“愛”という名のその少女は、学校の帰りに行方不明になり、それきりになったのだ。“愛”の霊は、幽霊となってマンションにとりついた。入居した住人が深夜0時までに帰ってこなかったり、おびえた住人が引っ越そうとすると、次々に呪い殺してしまうのだ。30年間で13家族が死んでいる。父親の充は、馬鹿馬鹿しいといって信じない。それ以来、愛美のまわりでは、怪しい出来事が次々起こりはじめる。103号室の布袋は、呪いを恐れ転勤を断ったため、職場でひどいイジメにあい退職を余儀なくされていた。高志の一家も、転勤のために“幽霊マンション”の掟を破って出て行った。そして一家三人大阪のファミレスで変死体となって発見された。101号室の恵比寿夫妻が、毎晩のように兵士の幽霊によって処刑されていたし、誰もが0時までにマンションにたどり着こうと必死だった。“愛”に殺されないようにと。
- シリーズ
- 劇場版第2作
- 公開日
- 2005年8月15日(月)
- 監督
- 吉田秋生
- 撮影
- 近江正彦
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 93
- INTRODUCTION
- 『怪談新耳袋』は、怪異蒐集家、木原浩勝と中山市朗の二人が、全国から収集した本当にあった怖い話「新耳袋」を原作として、BS-iで放送された怪談ショートフィルム。今まで製作された『怪談新耳袋』は全部で80話ある。昨年は、10分~20分のホラー作品を7人の監督が競作したホラー・オムニバス映画『怪談新耳袋 劇場版』が劇場で大ヒット。2005年は2作品が長篇作品として登場する。『幽霊マンション』の原作は、『新耳袋第六夜』最終章に収録の「居にまつわる二十の話」。『新耳袋』全エピソードの中でも最も恐いとされる、「京都の幽霊マンション」のエピソードである。監督は『怪談新耳袋』に最初から参加している吉田秋生。脚本は「ケータイ刑事」「太陽の季節」などTVドラマで知られる渡邊睦月。主演の愛美役は「怪談新耳袋第4シリーズ」に引き続いて、黒川芽以が演じ、主題歌も歌っている。
- STORY
- 古びたマンションに17歳の大和愛美と、フリーライターの父・充が引っ越してきた。2年前に交通事故で母親が死に、その思い出が詰まった家を売っての引越しである。父親はかつてスクープの記事などで活躍していたが、母の死以来、酒びたりの日々。そのマンションには何か変なところがあった。マンションに住むものたちは、午前0時までにマンションの前に引かれた白線の内側に帰ってこなくてはならない、という規則がある。このマンションには、かつてのオーナーの娘の霊がとりついていた。30年ほど前、“愛”という名のその少女は、学校の帰りに行方不明になり、それきりになったのだ。“愛”の霊は、幽霊となってマンションにとりついた。入居した住人が深夜0時までに帰ってこなかったり、おびえた住人が引っ越そうとすると、次々に呪い殺してしまうのだ。30年間で13家族が死んでいる。父親の充は、馬鹿馬鹿しいといって信じない。それ以来、愛美のまわりでは、怪しい出来事が次々起こりはじめる。103号室の布袋は、呪いを恐れ転勤を断ったため、職場でひどいイジメにあい退職を余儀なくされていた。高志の一家も、転勤のために“幽霊マンション”の掟を破って出て行った。そして一家三人大阪のファミレスで変死体となって発見された。101号室の恵比寿夫妻が、毎晩のように兵士の幽霊によって処刑されていたし、誰もが0時までにマンションにたどり着こうと必死だった。“愛”に殺されないようにと。
- CASTING
- ●黒川芽以 1987年5月13日生まれ。東京都出身。97年NHKドラマ「鏡は眠らない」でデビュー。主な出演作は、「北条時宗(01)、「私を旅館に連れてって」(01)、「ハート」(01)、「天使みたい」(03)、「問題のない私たち」(04)など。 ●曽根英樹 1969年Vシネマシリーズ「仁義なき野望」で主演デビュー。主な出演作は「仁義なき野望2」「完全なる飼育」(99)、「LEY LINES」「連弾」「極道恐怖大劇場 牛頭」「新しい風 若き日の依打田勉三」など。 ●前田綾花 1983年生まれ。兵庫県出身。 1988年雑誌「nicola」の専属モデルとしてデビュー。その後『閉じる日』(00年)『夢なら覚めて…』(02)『BORDER LINE』(03)『油断大敵』『怪奇!死人少女』(04)、『最後の晩餐』『ラマン』(05)など。
- 配給会社
- スローラーナー